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『ヒカルの碁』の登場人物に関するデータ。声優やキャラクター解説などで登場人物の魅力にせまる。
主要人物
藤原佐為
ふじわらのさい

声優
千葉進歩

キャラクター解説
ヒカルの祖父の蔵にある本因坊秀策所縁の碁盤に眠っていた平安時代の天才棋士の霊。かつては内裏で天皇の囲碁指南役として活躍していたが、指南役仲間だった菅原顕忠(すがわらの あきただ)の謀略に嵌められ都を追放、失意のうちに入水自殺してしまった。平安貴族らしくたおやかな性格だが、囲碁となると鬼神のごとき強さを発揮する。ただ自身が霊体のため、物を持つことも話しかけることもできず、媒体となるヒカルを通してでないと周囲と接触も碁を打つこともできず、自分の存在を知らしめることは不可能である。そのためヒカルを介して対局したり、ネット上でハンドルネーム「sai」を名乗ってネット碁を打ったりしていた。当初は「神の一手」を極めるために現世に固執していたが、ヒカルの成長を見守るうちに段々保護者のような存在になっていった。ちなみに見た目と性格で読者に女性と間違われやすいが、正真正銘歴とした男性である。実際原作者も説明するのに苦労していた。余談だが、烏帽子をかぶって宮中に参内する、ピアスのようなものを付けているなど、彼の服装は時代考証から見るとおかしい部分が多々ある。かつて本因坊秀策(佐為は幼名の虎次郎で呼んでいる)に憑依していたことがあり、作中では本因坊秀策の対局の実績は全て彼によるものという設定になっている。その後秀策が流行り病で夭逝してしまい、悲しみのうちに佐為は消滅、盤面の秀策の血を媒介にして碁盤へ宿り、およそ140年の時を経てヒカルと巡り会った。現代では、塔矢行洋を「あの者」と呼んでライバル視しており、どうにかして対局したいと機会を伺っていた。しかし行洋との対局という宿願が果たされた後、ヒカルの思いがけない一言で佐為は自分が魂魄として生き永らえた時の意味を悟ると同時に急激な魂の寿命の磨耗を感じ取った。やがて5月5日の麗かな春の陽光の中、ヒカルと最期の対局をし、囲碁界の行く末を祈りながら静かに成仏した。後にヒカルの夢に現れた時にヒカルに扇子を手渡した。
出典:Wikipedia
進藤ヒカル
塔矢アキラ
藤崎あかり
筒井公宏
加賀鉄男
三谷祐輝

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